名古屋の若手演劇作家・かしやましげみつによる、全8回のワークショップ。

音楽、漫画、インターネット……
様々なものを取り込んで進化する、「今」の演劇作品の手法を体験！
わたしたちの生きる現代について、一緒に考えてみませんか。

演劇を観たことがない、そんな方も大歓迎です！

1回目　12月11日（日）演劇は、現実の写し鏡

90年代、日本は「平成」、激動の20世紀末。
平田オリザ氏の唱えた「現代口語演劇」を取り上げ、
社会と演劇シーンに起きた変化を考察します。

2回目　12月17日（土）若者のリアルを映し出す

21世紀に入った2001年。起きたのは宇宙の旅ではなく、世界同時多発テロ。
今から15年前の若者が、世界をどのように捉えようとしていたのか。
チェルフィッチュ「三月の5日間」を取り上げます。

3回目　1月14日（土）音楽との融合、ラップの流行

ラップバトル番組「フリースタイルダンジョン」が流行った昨今。
演劇シーンにもラップ・ヒップホップの文化を取り入れた作品が現れます。
ままごと「わが星」はじめ、新しい音楽劇について考えます。

4回目　1月28日（土）ネットと映像の新たな文化

インターネットの急速な発展により、変わっていく私たちの生活。
最近では「演劇作品のネット配信」などもありますが、
ここではネット・映像的手法を演劇に取り入れた作品を取り上げます。

5回目　2月04日（土）アニメ・マンガ文化の精神

「クールジャパン」と称され、世界的に注目を集める日本の文化。
その中でも特徴的な、アニメ・マンガ文化の精神を取り込んだ演劇作品をピックアップ。
21世紀の日本文化は、いったい何を生み出しているのか？

6回目　2月18日（土）ファッション化するカルチャー

ジャンルを横断したコラボレーションがさかんな今。
演劇においても、ミュージシャンやファッションデザイナーなど、
様々な要素が密接に絡み合った形で行われるようになりました。

7回目　3月04日（土）物語のまち、名古屋

東京シーンを中心に取り上げてきたこれまでの内容。
では、名古屋の小劇場シーンにはいったいどのような特徴があるのでしょう？
名古屋〜東海圏の文化について考えます。

8回目　3月18日（土）21世紀の演劇を考える

最終回は、これからの社会・文化・そして演劇シーンについて考えます。
21世紀もまだ5分の1にも満たない2017年。
わたしたちのこれからについて、想像してみようと思います。